架空鉄道、それは妄想の産物。
「ここに電車が走っていたらいいな」
「ぼくがかんがえるさいきょうのでんしゃ」
その夢を自分のあたまひとつで考えられる魔法のようなアソビ。
忙しい毎日を一旦どこかへ預けて、目を閉じればそこは自分だけの世界。
【おことわり】
ここから先に掲載する車両、地名、設定はフィクションであり実在のものではありません。
その昔、地元の人に湯治場として古くから愛される“紅湯温泉(あかゆおんせん)”に、もっと人を呼ぼうと開通させた私鉄線。
上は開業からしばらくの路線図。
国鉄線から分かれ、紅湯温泉のある山を目指して一直線に走る。湯ノ宮駅からは本格的な山間部となり、登山電車の趣。