名古屋鉄道 1200/1800系
Nagoya Railroad - Series"1200/1800"
名車パノラマカーに続くパノラマ車両として投入された特急型車両。パノラマスーパーの愛称をもつ。
元来は全車特別車の4両編成で、ほかの一般車やパノラマスーパー同士で併結して特急として使用されていた。しかしのちの方針転換により、特急型は特別車2両と一般車4両での組成に統一されることとなり、一部は一般車を新製して現在の組成へと組みかえられた。組みかえられなかった車両は足回りと屋上機器を引き継いで車体を新造し通勤型の5000系になった。また組成変更時に増結用に一般車の2両編成も製造されている。
細かく形式が分かれており、元来の特別車を1000系、組成変更により新製された一般車を1200系、増結用に製造された2両編成一般車は1800系、またパノラマカー7500系から機器を流用して新製した車両はそれぞれ1030系、1230系、1850系とされている。
現在は7500系からの機器流用車を除いてリニューアルが施され、いままでのパノラマスーパーのイメージを破る斬新なデザインで話題となっている。
注)ここでは名鉄公式の呼称に則り、以下のように記載しています。
特別車のみの編成(全車特別車)を"1000系"
特別車と一般車で組成された編成(一部特別車)を"1200系"
増結用の2両編成を"1800系"
このページは一部特別車編成である1200系と、その増結車である1800系を掲載しています。
また1380系は趣が大きく異なるため別項にてご紹介します。
名古屋鉄道 1200/1800系
編成表とお手入れ内容
1111 1161 1361 1311 1561 1511
1112 1162 1362 1312 1562 1512
1804 1904
1808 1908
1200系 "パノラマSuper"
Series"1200−PANORAMA Super"
過去にレジンキットを皮切りに模型界にデビューしたこの形式だが、現在はプラ量産品としてグリーンマックスが登場時の仕様から取りこぼしなく製品化が続いている。過去には宮沢模型の限定品としてブルーライナー塗装も発売されたことがある。過去には塗装の問題などもあったが現在は改善されているし、ボディの仕上がりは全く問題ない。
パノラマ型になっている特別車側の1000系。特別車前面のパノラミックウィンドウは曲面ガラスがよく再現されている上、パノラマ部分はライトユニットと一体になった座席のモールドがあり見栄えもよい。前照灯は白色LEDで、標識灯のプリズムにも光が漏れてぼんやりと光っているように見えるので、そこを緑色に塗るといい感じだ。フォグランプにあたる一番外側は光らないのでクリアイエローを差すとそれっぽくなりそう。愛称表示部も一緒になったライトレンズのハマり具合はイマイチだが、ココがグリーンマックス流の定位置だ。
こちらは一般車側にあたる1200系の先頭車。パノラマ形状の特別車側に比べて、こちらは一般的な特急型車両の形状をしている。ライトレンズは特別車側同様にグリーンマックス流の定位置にスキマを開けて収まる。ライトユニットも同様に白色LEDで点灯するが、となりの標識灯への光漏れは少ないので点灯化してもよさそうだ。特にディテールアップ等の手は加えておらず、TNカプラー(JC0380)をスカートに直付けしている。
1800系
Series"1800"
1000/1200系の増結相手として作られた1800系。1200系一般車側の先頭車と同じ顔をしているが、愛称表示機はない。本来の1200系との増結に限らず1800系同士や1380系、5000系などとも併結する増解結の多い形式であるため、この写真を撮影したあと他形式と同様に連結器を交換した。パノラマスーパーシリーズの白地に赤帯塗装は、名鉄の中でも他の車両にはないカラーリングなので併結すると賑やかな編成が楽しめる。1200系一般車側先頭車とライトユニットは共通なので、同じように標識灯のプリズムを緑色に塗ってあげたりなどするとよい。またこの1800系に限っては一番外側のフォグランプ部に黄色を差してある。
右写真は新塗装のリニューアル車。1200系と1800系の全車両を対象にリニューアルが施され新たな装いへと生まれ変わっている。全体に赤色塗装の面積が増え、側面窓もドア間ごとに黒塗装でつなげられるなどスタイリッシュな塗装に変わった。どちらかというと名鉄というより京急に近い印象を受ける。ライト間には白色の塗装があり愛称表示機があるようにも見えるが、1200系の一般車側の愛称表示機も撤去されてしまった。
名古屋鉄道1200/1800系
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