鶴舞線は1977年開業の名古屋市営地下鉄第3号線。
当初は伏見~八事間のみ開業し、それからというものの長年の延伸を繰り返して最終的に全線開通したのは1993年という遅さぶり。1979年の赤池延伸では名鉄豊田新線(現:豊田線)と、1993年の最終延伸では上小田井から名鉄犬山線とそれぞれ直通運転を開始し、鶴舞線は両端の駅から名鉄線へ直通するめずらしい運転系統の路線となった。名鉄の主要駅である犬山や豊田市にも鶴舞線の車両が乗り入れてくるため、名鉄のさまざまな形式とも顔を合わせる。
鶴舞線の車両は2019年現在で3形式が在籍している。1977年の開業時にはパノラミックウィンドウにコルゲートボディの3000系。1993年の全線開通時にはブラックフェイスにビードボディの3050系。2011年には3050系の意匠を踏襲して最新デザインに刷新したN3000系がそれぞれデビューし、全形式が現役で活躍している。路線カラーは水色(公式には青)で、各形式にはそれぞれデザインのすこしづつ違う帯が巻かれている。
公営交通の車両はモデル化するタイミングというか、一度発売されてしまえば以降も比較的製品化されやすい一方で、いつまで経っても一切出ないような車両も多くて非常に難しい。この鶴舞線もGMのエコノミーキットのおまけでしかなかった時期がとても長い。次々と名鉄車両がモデル化されラインナップを増やしていく中で、そんな車両たちと顔を合わせるのに製品化されずに取り残されていた。量産品がはじめて出たのは2019年。それまではガレージキットメーカーがぽろぽろと出していた3000系が鉄道コレクションにて現行仕様で発売された。
ここではその3000系をはじめ、自作した鶴舞線の仲間たちを簡単に紹介していく。
※名鉄100系は"あかいろでんしゃしんどろーむ"のページにジャンプします。